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自作天体望遠鏡が遂に完成しました [天体望遠鏡と天体写真]

やりました! 遂に、自作の " 天体望遠鏡 " が完成致しました!!
総製作期間半年です。工作が得意な人ならば1週間程で出来るかもしれませんが、私は長い時間が掛かりました。
天体望遠鏡の本体と三脚、水平回転台座、フォークまで全て初めての自作でしたが、とても良くできました。
astronomical telescope_30 自作の天体望遠鏡の写真。白色の鏡面塗装の鏡筒。アルミフレームの三脚。木製の経緯台。ペットボトルに砂利を入れた錘。ステンレスワイヤーで固定されている鏡筒。
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これが私が製作した自作天体望遠鏡の姿です!!
アルミフレームの高剛性な三脚! 木製の水平回転台とフォークと耳軸の垂直回転部! ステンレス ワイヤーによる鏡筒本体の固定! 数多のステンレス金物! ステンレス チェインにより吊り下げられた錘はペット ボトルに金魚砂利を2[kg]入れた物! アルミ フレームによるドロー チューブ支持機構! 塩ビ管に白色鏡面塗装を施した美しい鏡筒本体!! D100[mm], f1000[mm]の対物レンズ! 正立像として観る事ができる地上レンズ!! アルミ パイプ製のヌルヌル動くドロー チューブ!!! 水平回転も垂直回転も実に滑らか!!!


では少々の解説を致します。
astronomical telescope_31 自作の天体望遠鏡の写真。白色の鏡面塗装の鏡筒。アルミフレームの三脚。木製の経緯台。ペットボトルに砂利を入れた錘。ステンレスワイヤーで固定されている鏡筒。
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この写真は、接眼鏡(アイピース)側から撮影したものです。
鏡筒本体は、フォーク部のブランコの様な固定部に黒色の面ファスナー2本で固定してあります。更にずれ防止の為にステンレス ワイヤーとリーズロックという製品を用いて固定してあります。リーズロックとは、 "ワイヤー ロープによる引っ張りと締め付けが専用工具無しにできるセルフ ロック内蔵のアタッチメント" というものだそうです。
ドロー チューブ(以下、接眼筒)はアルミ パイプ製で、外径50[mm], 内径40[mm], 厚み5[mm], 長さ400[mm]。
接眼筒の主鏡筒内部に入っている部分の先端には塩ビの50x40のインクリーザーを削ってボルトで固定してあります。接眼筒の手前側には地上レンズがステ ンレス製六角穴付きボルトと鉄製ホーローセットで固定して取り付けられております。その接眼筒自体はアルミ フレームで主鏡筒の2箇所のステンレス金具に蝶付きボルトで固定されていて、焦点を変える時にはこの2箇所の蝶付きボルトを少し緩めると、間に挟まってい るスプリング ワッシャのお陰で優しい摩擦を効かせながら接眼筒をヌル~っと動かすことができます。
接眼鏡は、接続部差し込み径31.7[mm], f40.0[mm]です。
更に接眼鏡にはカメラ用ブラケットが取り付けられております。
この写真ではカメラは付いておりませんが、後で、SONY DSC-RX100を取り付けて室内を撮影致しました。その際、ブラケットの向きを左右逆にしないとこのカメラが正しい位置で付かないことが判り、ブラケットは逆向きしました。
床に置いてある2本の砂利入りペット ボトルは、望遠鏡と経緯台のバランスを取る為の錘です。先ず、望遠鏡本体を載せる時には床置きのペット ボトル1本とステンレス チェインで水平回転台と結んで、ひっくり返らないようにしておきます。望遠鏡本体を載せた後は、もう1本のペット ボトルの錘を水平回転台に直に吊るした後、鎖の先から床置のペットボトルを外します。こうする事で、私1人で天体望遠鏡の設置作業ができます。

astronomical telescope_32 自作の天体望遠鏡の写真。
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主鏡筒内部の、接眼筒との摺動部は塩ビ管を二重にしてスペーサーとワッシャで結合してあります。これにより本体全体がとても強固となっております。
また、写真をよく見ると分かるように、筒の隙間は低発泡塩ビ板を丸く切り取り、輪にしたものを、半分に切り、穴を開け、ケーブル タイでスペーサーに括りつけて塞いであります。

astronomical telescope_33 自作の天体望遠鏡の写真。鏡筒の白い塗装が照明を反射して光沢を放っている。
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鏡筒固定用面ファスナーと鏡筒の間には傷付かないように白色のフェルトが巻いてあります。フォーク部と耳軸付きの鏡筒固定部の隙間はフッ素樹脂製の家具を滑らせるシートと低発泡塩ビ板を重ねて両面テープで貼ってあり、滑らかに摺動致します。

astronomical telescope_34 自作天体望遠鏡用の錘として使う金魚砂利入りのペットボトルの写真。
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1.5[l]の炭酸飲料のペット ボトル。2本共、金魚砂利を入れて2[kg]にしてある。
天体望遠鏡本体の重量が約5[kg]で、錘を吊るす位置と水平回転軸との距離は、耳軸の中心との距離の2倍強ですので、これで大体釣り合うはずです。
ペット ボトルのキャップに穴を開け、ボルト フックを取り付けてあります。

astronomical telescope_35 自作天体望遠鏡用の錘として使う金魚砂利入りのペットボトルの写真。キャップにボルト フックが付けられ、吊るされた鎖とターン バックル フック & フックで繋がっている。
https://farm8.staticflickr.com/7498/16273989366_1a05ac9d73_o.jpg
ボルト フックと鎖をターン バックル フック & フックで繋いであります。
これでピンと張ったり、緩めて外したりができます。

astronomical telescope_36 自作の天体望遠鏡の写真。主鏡筒正面から対物レンズを覗き込んだ写真。
https://farm8.staticflickr.com/7560/16299061952_c799e9b255_o.jpg
主鏡筒正面、対物レンズを覗き込んだ写真です。
対物レンズ セルの固定用の塩ビのC環が内側にあり、外側のソケットとの間には主鏡筒の塩ビ管を輪切りにした物をヤスリで薄く削った物が挟んであります。
均衡用の錘(カウンターウェイト)を吊り下げているので鏡筒を動かした際などに揺れが続くのではないかと思われるかもしれませんが、実際には本体の重量が重い事と、回転部に適度な摩擦がある事により揺れは続かずにすぐに収まります。

astronomical telescope_37 自作の天体望遠鏡の写真。ステンレス ワイヤーが張られている。
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リーズロックでステンレス ワイヤーを引っ張って締め付けています。

astronomical telescope_38 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒を中心に撮影したもの。
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何となく、メカメカしいデザインです。

astronomical telescope_39 自作の天体望遠鏡の写真。フォーク式経緯台を中心に撮影したもの。
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こんなデザインの自作天体望遠鏡は見た事が無いです。
なかなか頑丈にできました。

astronomical telescope_40 自作の天体望遠鏡の写真。水平回転台座部分を中心に撮影したもの。
https://farm8.staticflickr.com/7465/16113780839_e2f527a865_o.jpg
水平回転台座の摺動面には、アクリル板が載り、上のフォーク部の下面には、フッ素樹脂製の家具を滑らせるシートと低発泡塩ビ板を重ねて両面テープで貼ってありますので滑らかに回転致します。

astronomical telescope_41 自作の天体望遠鏡の写真。対物レンズ側から撮影したもの。
https://farm8.staticflickr.com/7511/16112371348_1bd0e0c4af_o.jpg
主鏡筒の先端が水平回転部のバランス ウェイト取り付け棒に当たるので、そこにもフッ素樹脂製の家具を滑らせるシートを貼ってあります。

astronomical telescope_42 自作の天体望遠鏡の写真。全体像。アルミフレーム製の三脚。白色の光沢塗装の鏡筒。木製のフォーク式経緯台。ペット ボトルに砂利を入れたカウンターウェイト。アルミニウム パイプ製の接眼筒。
https://farm8.staticflickr.com/7561/16112547260_4d2ebdf880_o.jpg
全体像はこんな風です。
口径の割に巨大な重たい天体望遠鏡となりました。
私個人的には、このデザインはとても気に入っております。

astronomical telescope_43 自作の天体望遠鏡の写真。本体と三脚部が布の上に寝かしておいてある。
https://farm8.staticflickr.com/7531/16113780059_b823e05945_o.jpg


astronomical telescope_test_1 自作天体望遠鏡を通して見た室内のカーテンの生地の写真。
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この写真は、自作天体望遠鏡にDSC-RX100を取り付けて、接眼等を出し入れしながら焦点を合わせて撮影した、窓のカーテンの生地の写真です。
カメラとの距離はおよそ9[m]強といったところ。
こんなに近距離まで焦点が合うという脅威の合焦範囲です。
その為に接眼筒は300[mm]もの可動範囲を持ちます。
大変に精細に生地の繊維が見えますね。

sample_zoom_1_cropped_resized カメラの望遠端で撮影した室内のカーテンの生地の写真。
上のカーテンの生地の写真と同じ部分を同じ距離から、カメラの望遠端(3.6倍光学ズーム)で撮影した物を切り取りと拡大をした物です。
もはや何だか判りません。

sample_wide_1_cropped_resized カメラの広角端で撮影した室内のカーテンの生地の写真。
上のカーテンの生地の写真と同じ部分を同じ距離から、カメラの広角端で撮影した物を切り取りと拡大をした物です。
もはや写真であるのかさえ判りません。

如何でしたでしょうか。
私は現段階ではとても満足しております。
これから天体望遠鏡を自作しようと考えている方は、こんな無駄にお金と手間の掛かる作り方はしないようにしましょうね。

さあ、いよいよ次は初の月見だー!!
これでようやくこの望遠鏡の性能(の低さ?)が判るのだ!



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[後日追加]
下の写真は後にこの自作天体望遠鏡とSONYのコンデジのDSC-RX100で撮影した月の写真を画像処理したものです。
Moon_16_Processed 自作天体望遠鏡とコンパクト デジタル カメラで撮影した月の写真。クレーターが際立って見える。色は黄色。月の兎が見える。
オリジナル サイズ(8208 x 5472[pixels])の画像ファイルは次のURLにあります。
https://farm8.staticflickr.com/7518/16274740676_13c2d0ee6c_o.png
撮影日は2014年1月10日の夜。
月齢は9.0です。
なかなか綺麗に写っております。
自作天体望遠鏡とSONYのコンパクト デジタル カメラのDSC-RX100で撮影しました。
画像処理の仕方等は下記の記事に書きました。

記事: 月の写真を印象的にしてみました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-02-03
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[2017年3月18日追記]
2017年1月7日に撮影し、画像処理した美しく幻想的な月の写真です。
Moon_(2017_01_07)_1 黄色く輝く月の写真。 半月より僅かに大きい。 多数のクレーターと山脈と海が写っている。
https://c2.staticflickr.com/4/3888/33041679670_caf11ed066_o.png

私のブログ記事: 2017年1月7日の美しく幻想的な月の写真。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2017-03-14

学生さんも、夏休みなどを利用して、天体望遠鏡を手作りしてみてはいかがでしょうか。
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[後日追加]
主鏡筒の対物レンズ側から鏡筒内を撮影致しましたので、その写真を掲載致します。
Astronomical Telescope_45_Levels Adjusted 自作天体望遠鏡の対物レンズ側から主鏡筒内部を撮影した写真。


Astronomical Telescope_46_Edited 自作天体望遠鏡の対物レンズ側から主鏡筒内部を撮影した写真。
主鏡筒の対物レンズ側から真っ直ぐに鏡筒内を撮影した写真。
主鏡筒の2重構造と接眼筒、正立レンズ等が見えます。

上の2点の写真は以下の下記の記事にも掲載しました。

記事: AviStackなるソフトウェアで月の写真を処理してみた
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-12-26
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[後日追加]
自作天体望遠鏡を2階のベランダに設置して月に向けている様子を撮影した写真です。
Astronomical Telescope_47_Edited 自作天体望遠鏡の写真。鏡筒先端を月に向けている。
この写真は以下の下記の記事にも掲載しました。

記事: 三日月の写真を合成処理
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-01-08
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望遠鏡製作の過去の経緯:

鏡筒固定部分完成
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03

三脚が立った!
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-07-30-1

自作天体望遠鏡の本体ができた。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-06-27

塗装はなかなか難しい
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30

天体望遠鏡を自作中
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-04-25


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