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2017年1月7日の美しく幻想的な月の写真。 [天体望遠鏡と天体写真]

私は時々、自作の天体望遠鏡で月の写真を撮影する事がございます。

2014年の1月10日には素晴らしい夜空の条件に恵まれて、美しい月の写真を撮影出来ました。
私のブログ記事: 月の写真を印象的にしてみました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-02-03

それ以降3年間もの間、綺麗な月の写真を撮影しようと試みていたのですが、月の見た目が良い形になる日には残念な事に空の状態が芳しくなく、どうも美しい月の写真を撮影する事には成功しておりません。
今年の1月7日の夜にも自作天体望遠鏡と古いコンパクト ディジタル カメラを使って月を撮影致しました。
しかしその日の夜も空に水蒸気が多く、撮影した写真は解像度が低く不鮮明なものとなってしまいました。
ですがその後、撮影した月の写真を多数合成し、画像処理を施すことにより、解像度はそこそこですが、見た目が最高に綺麗な写真に仕上がったのでこれを掲載させて頂きます。

Moon_(2017_01_07)_1 黄色く輝く月の写真。 最高に美しく幻想的な月の写真。 半月より僅かに大きい。 多数のクレーターと山脈と海が写っている。
https://c2.staticflickr.com/4/3888/33041679670_caf11ed066_o.png
これが2017年1月7日の夜に私が撮影した美しく幻想的な月の写真です。
ソフトウェアで115枚の写真を合成し、画像処理を施してあります。
月は宇宙空間で見ると白い色をしているのですが、地上で夜間に大気を通して見える様な黄色い月を再現致しました。
例えばファンタジー作品に描かれそうな月の写真となりました。
Copernicus Crater (コペルニクス クレーター)、Tycho Crater (ティコ クレーター)、Clavius Crater (クラヴィウス クレーター)が写っております。

ところで、私は月の写真を撮るのはこれで終わりにすることに致しました。

使用した自作天体望遠鏡に関しましては次の記事を御覧下さい。

私のブログ記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14

因みに今回の画像処理で使用したソフトウェアは、 " XnConvert " 、 " Fiji " (ImageJ)、 " AviStack2 " 、 " Gimp 2.9.5 " です。

[XnConvert]
大量の画像を一括処理で拡大や切り抜きを行いました。

[Fiji (ImageJ)]
マクロで下記のプラグインにより画像を1枚づつ回転と平行移動による位置合わせを行いました。
Plugins -> Registration -> Linear Stack Alignment with SIFT

マクロで下記のプラグインにより画像を1枚づつ変形を伴う位置合わせを行いました。
Plugins -> Feature Extraction -> Extract Block Matching Correspondences

"Fiji" (ImageJ) の公式ウェブサイトのURL:
https://fiji.sc/

[AviStack2]
自動処理により、画像を細かな小領域に分割して、各小領域毎の位置合わせと画質評価による小領域毎の取捨選択を実行した上で、合成処理を行いました。

[Gimp 2.9.5]
合成画像の仕上げ処理を行いました。
ディコンヴォリューション処理による鮮鋭化、ノイズ低減処理、アンシャープ マスク処理による鮮鋭化を行いました。
色域選択ツールを使用して、月の外縁部に生じた青色の滲みを選択し、その部分のみ彩度を下げる処理を施しました。
レヴェル調整による色調整を行いました。
レイヤーを複製してSoft Light合成を行いました。
彩度の調整を行いました。
月の回転と画像の縮小処理を行いました。


月の写真を撮るという事 [天体望遠鏡と天体写真]

本日は大晦日。もうすぐ新年です。

話は大晦日とは関係無く、お月様の写真の事です。

私は2013の8月14日から度々、自作の塩ビ管天体望遠鏡とコンパクト ディジタル カメラで、月の写真を撮影して来ました。

中でも2014年1月10日に撮影した月の写真はとても良い出来栄えでした。
Moon_16_Processed 自作天体望遠鏡とコンパクトデジタルカメラで撮影した月の写真。クレーターが際立って見える。色は黄色 月の兎が見える。
オリジナル サイズ(8208 x 5472[pixels])の画像ファイルは以下のURLにあります。
https://farm8.staticflickr.com/7518/16274740676_13c2d0ee6c_o.png
1月10日の月の写真です。月齢は9.0。

あの時は雲が無く、良く晴れた空で、気流も安定した良いシーイングでした。
その後、同じ様な月相で、更に良い写真を撮影したかったのですが、未だ成功しておりません。
同じ月相は1か月に1回しか現れず、その日の夜が快晴でないとまた1か月後まで待たなくてはなりません。
1年間で機会は12回ありますが、何と2014年は1月10日を除いては天候に恵まれる事はございませんでした。
一見雲が無いように見える夜空であっても、水蒸気が多かったり、上空の気流が荒くて像の細部が乱れていたりすると良い写真は撮れません。

そして大晦日である本日も、素晴らしい月相の予定でしたが、夕方から関東地方に低気圧が接近し、雲が空を覆い尽くしてしまいました。
例年であれば11月と12月と1月は快晴日数がとても多くなる筈なのですが、撮影日には晴れませんでした。

つまり、優れた月の写真を撮るというのはそれだけ難しいという事のようです。

雲よりも高い山の上に天体望遠鏡を持って行くか、そもそも天文台ならば良い機会はもっと多くなるに違いありませんが、私は自宅のベランダから撮れる日が来るのを待ちたいと思います。

次は2015年1月29日が予定日です。



尚、自作天体望遠鏡に関しましては "自作天体望遠鏡が遂に完成しました" を御覧下さい。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14


月と天気予報 [天体望遠鏡と天体写真]

私が初めて自作天体望遠鏡で月を撮影したのが2013年8月14日でしたので、それから1年以上が経ちました。

その間に月を撮影したのは最初も含めて丁度20回です。

しかしながら、夜の空が快晴だったのはほんの数回だけで、後は曇りか空に水蒸気が多い日ばかりでした。

たとえ優れた望遠鏡やカメラを用いても、空が晴れていなければ綺麗で高解像度な月の写真は撮影できません。
そこでとても気になるのが天気予報です。

私が最も気に入っている月相は、月齢にして9から9.5辺りで、月の中央付近に見えるコペルニクス クレーターが丁度影の際にある状態です。
この時は、月面にある多数のクレーターと、雨の海と呼ばれる大きな円形の平地の際の山脈状の部分に影ができてとても際立って見えます。且つ、月全体も立体的な球状に見えるのです。
この月相の日が、晴天であれば幸いなのですが、一年を通して晴天の日というのはそう多くはございません。

果たして次の機会に空が晴れるのかどうかを、天気予報を掲載している幾つかのウェブサイトでいつも調べております。


私が利用している天気予報関係のウェブサイトを以下に掲載致します。


" 気象庁 季節予報 "
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/000_1_00.html

次の撮影機会がまだ大分先である時は、余興ですが、気象庁の季節予報で平年と比べて晴れ易そうかそうでないかを調べてみます。


" goo天気 天気出現率 "
http://weather.goo.ne.jp/appearance_ratio/

gooの天気出現率の情報ページを見て、当日の晴れの確率を調べます。
過去30年間の情報を基に確率を算出しているそうです。


" Yahoo!天気・災害 "
http://weather.yahoo.co.jp/weather/

Yahoo!の天気予報はページが見易いと思います。(2014年9月2日現在)
各市町村毎の情報が見られるのも良い点です。


" Mapion 天気予報 "
http://www.mapion.co.jp/weather/

マピオンの天気予報は、私の居住地に於いては、風速に関して実態にとても近いように思われます。


" 気象庁 週間天気予報 "
http://www.jma.go.jp/jp/week/index.html

気象庁の週間天気予報は予報の信頼度と解説があるのでここも確認致します。


" 気象庁 天気分布予報 "
http://www.jma.go.jp/jp/mesh20/

前日の夜からは、気象庁のウェブサイトの天気分布予報にて、私の居住地の翌日夜の空の状態を調べます。
予測精度はなかなか高いようです。


" tenki.jp 日本付近の気象衛星 "
http://www.tenki.jp/satellite/japan_near/

更に当日はtenki.jpにある、日本付近の気象衛星からの画像を時間を追って見られるページで、赤外線による画像、可視光による画像、水蒸気画像を確認致します。
これにより、一見すると晴れているようであっても、実は空の水蒸気が多いといった事が判ります。


->->
[後日追記]

" tenki.jp 10日間天気 "
http://www.tenki.jp/week/

10日前から天気の傾向が判るので、最近は好んで利用しております。(2015年1月26日現在)

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近年は天気予報の精度が上がってきており、1週間程度前からでも大凡の天気が分かるようになりました。
勿論予報通りにはならない事もたまにはありますが、とても役立ちます。

天気予報の内容に一喜一憂している間も愉しいものです。

尚、私の居住地域では一年の内、11月、12月、1月が快晴の日が多いそうです。
確かに、私が額縁に入れて自分の部屋に飾ってある良く撮れた月の写真を撮影したのは1月10日でした。


因みに、前にも書きましたが、その月の何日が良い月相なのかを調べる為に、天体シミュレーション ソフトウェアの " つるちゃんのプラネタリウム " を使わせて頂いております。

"つるちゃんのプラネタリウム" のウェブサイトのURL:
http://homepage2.nifty.com/turupura/


->->
[後日追記]

現在(2015年1月26日)、私はUbuntu OS環境で、 " Stellarium " というオープンソースで無料のプラネタリウム アプリケーション ソフトウェアを使用しております。

"Stellarium" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.stellarium.org/ja/

詳しくは次の記事を御覧ください。
記事: Stellariumという素晴らしきプラネタリウム ソフトウェア
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-10-02

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こうして私は次の予定日が快晴であることを期待しながら待ち続けます。



尚、撮影に使用した自作天体望遠鏡とカメラ、撮影した月の写真に関しましては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14


自作天体望遠鏡で撮影した印象的な月の写真 [天体望遠鏡と天体写真]

いつもの自作天体望遠鏡とコンパクト ディジタル カメラのSONY DSC-RX100で撮影したお月様の写真です。
Moon_(2014_08_05)_Edited_(2014_08_17) 自作天体望遠鏡とコンパクト ディジタル カメラで撮影した月の写真。多数のクレーターが明瞭に写っている。半月よりもやや大きい。黄色く輝いている。
https://farm8.staticflickr.com/7567/16113574728_57fa753970_o.png
撮影日は2014年8月5日の夜。月齢9.5。視直径31.9'。輝面比0.65。

今年の1月10日に撮影した月の写真がとても良かったので、同じ位の写真を撮影しようと狙っていたのですが、調度良い月相の日には天候が悪く、良い写真が撮影できずにおりました。
良い月相の日を知る為に、非常に良く出来た天体シミュレーション ソフトウェアの " つるちゃんのプラネタリウム " をダウンロードして使わせて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。つるちゃん さん、本当にどうもありがとうございます。

"つるちゃんのプラネタリウム" のウェブサイトのURL:
http://homepage2.nifty.com/turupura/

今月の5日、良い月相であり、空も曇ってはいなかった為、撮影に挑戦致しました。
しかし、残念な事に非常に水蒸気が多い空でした。
月の他には星は数個しか見えません。
撮影した画像は、とても揺らめいており、不鮮明でした。
細かなクレーターや起伏はぼやけて確認できません。
そこで、画像合成ソフトウェアのAviStack2で多数の写真を合成処理して品質向上を狙う事に致しました。
処理した画像は、撮影した千数百枚の中から選んだ162枚です。
まず、"藤 -Resizer-" という画像拡大縮小ソフトウェアで4-lobed Lanczos-windowed sinc補間法で画像を拡大。
ソフトウェア提供のC-yan さんに心より感謝申し上げます。

"藤 -Resizer-" のウェブサイトのURL:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA015850/software/wisteria.html


次に、HDRAlignmentToolというフリー ソフトウェアを使い、画像の大きさと角度を揃えました。
HDRAlignmentToolに関しては、次の2つのウェブ ページを参考にさせて頂きました。

フォレスト さんのブログ "はやしのなか" の記事
"ズレた写真の位置合わせ用ソフトHDR Alignment Toolの紹介" のURL:
http://blog.livedoor.jp/fore_fore/archives/6543751.html

fus​ion さんのブログ "迷途覚路夢中行" の記事
"HDR Alignment Tool" のURL:
http://blogs.yahoo.co.jp/igproj_fusion/17832688.html



大きさと角度を揃えた月面画像162枚を、背景を黒く潰す為のレベル調整をしてからクロップして6670 x 9149[pixels]にした後、AviStack2で以下の設定で処理致しました。

[Frame alignment]
Area radius: 128
Search radius: 32
Alignment type: Surface
[Set reference points]
Minimum distance: 50
Structure threshold: 200
Lower cut-off value: 0.00
Upper cut-off value: 1.00
[Quality analysis]
Noise reduction: 2
Quality area size: 128
Align quality areas
Quality cut-off: 100.0%
[Reference point alignment]
Area radius: 64
Search radius: Automatic
Quality cut-off (%): 76.5

処理を始めたのは8月10日13時頃。
そして処理が完了したのは同月17日の11時頃。
自動の画像処理に160時間以上を要しました。この間、PCはほぼ操作不能となります。
そして合成された画像をPhotoshop Elements 6でトーンカーブ調整やレベル調整、コントラスト調整をしたり、シャープを調整という機能で量と半径を変えて何回も処理し、それらを合成したり、ノイズを低減という機能で色ノイズを低減させたりして見栄えのする月の写真を作成致しました。
出来上がった画像は1月10日の写真程の品質ではありませんでしたが、色を強調して益々印象的な写真に出来ました。

Moon_Before After_(2014_08_17)_1 月の写真の一部。左半分が画像処理の前。右半分が画像処理の後。
https://farm8.staticflickr.com/7527/16114984369_9b72ecf1e1_o.png
これが画像処理をする前と後の比較画像です。
画像の左側は撮影したままの状態。右側は完成した画像を左と揃えた状態です。
処理する前には見えなかった起伏やクレーターが見えるようになりました。


この合成処理に使った無料ソフトウェアの " AviStack2 " につきましては次のURLの公式ウェブサイトをご覧下さい。
"AviStack2" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.avistack.de/

[後日追記]
->->
AviStack2は古いソフトウェアであり、実行に必要なIDL仮想マシンを開発していたExelis VIS社は2015年5月29日に、軍事ソリューション及び盗聴機器開発も手掛ける企業により買収されております。私が使用しているのは買収前にダウンロードしたものです。
<-<-

ウェブ検索してみると高解像度の月の写真はモザイクで繋ぎ合わせて作成されているものがほとんどのようです。私も以前、幾つかのソフトウェアでモザイクの スティッチを試しましたが、繋ぎ目が完全に正確にはならず、月全体が綺麗に丸くならず、また陰影が際立たず立体感のある画像には出来ませんでした。
ですので、私はモザイクではなく一枚に月全体を収めた写真を多数撮影して重ね合わせ合成する方法を用いる事にしたのです。



前述の1月10日の月の写真につきましては次のページを御覧下さい。

記事: 月の写真を印象的にしてみました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-02-03



尚、使用した自作天体望遠鏡に関しましては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14


月の写真を額に入れて飾ってみました [天体望遠鏡と天体写真]

前回の記事の月の写真がとても綺麗に出来ていたので、印刷して額に入れて飾ることに致しました。
Photo_1 月の写真が額縁に入れられて壁に掛かっている写真。多数のクレーターが写っており漆黒の背景の中に黄色く輝いている。
https://farm9.staticflickr.com/8666/16114826447_f23d1594ce_o.jpg
この写真はフジカラーのお店で注文して"FUJIFILM Professional プレミアムプリント クリスタル"で印刷して頂きました。
仕上がりはさすがにもの凄く綺麗で、金属の板に印刷したかの様な輝きです。
特に漆黒の深さが優れております。
解像度も高く、細かなクレーターの数々もしっかりと確認できます。
元々あった額縁に収めたのですが、写真は全紙の大きさ(W560 x H457[mm])で、額縁はそれよりも大きかったので東急ハンズ 大宮店にて黒色のマットを加工してもらい、買って来ました。
また、この額にはプラスチック製の表面の板があったのですが、既に傷や汚れが多数ある上に、これを付けたところ見栄えが少し暗くなってしまったので、取り外して写真の表面には何も無い状態で飾る事に致しました。
お陰でクリスタル ペーパーの輝きをそのまま堪能できます。

"FUJIFILM" の公式ウェブサイトのURL:
http://fujifilm.jp/index.html

FUJIFILM / "FUJIFILM Professional プレミアムプリント クリスタル" のウェブ ページのURL:
http://fujifilm.jp/personal/print/photo/premiumprint_crystal/index.html


前回の記事: 月の写真を印象的にしてみました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2014-02-03


尚、この自作天体望遠鏡に関しては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14

月の写真を印象的にしてみました [天体望遠鏡と天体写真]

先月撮影した晴れた日の月の写真ですが、画像処理によって印象的な見た目にしてみました。

Moon_16_Processed 自作天体望遠鏡とコンパクト デジタル カメラで撮影した月の写真。クレーターが際立って見える。色は黄色。月の兎が見える。
オリジナル サイズ(8208 x 5472[pixels])の画像ファイルは次のURLにあります。
https://farm8.staticflickr.com/7518/16274740676_13c2d0ee6c_o.png
1月10日の月の写真です。自作天体望遠鏡とSONYのコンパクト デジタル カメラのDSC-RX100で撮影しました。月齢は9.0ですが、写真の月の角度は反時計回りに回転させてあります。
撮影時の望遠鏡の倍率は25倍です。

Photoshop Elements 6と、フリーウェアのAviStack2で長い時間を掛けて処理しました。
黄色く輝く美しいお月様です。
塩ビ管で初めて自作した天体望遠鏡とコンデジで撮影した写真としては満足行く出来かなと思います。



[撮影データ]
撮影モード: S(シャッター スピード優先)
シャッター速度: 1/100[seconds]
測光モード: 中央重点
ISO感度: ISO 400
マルチショット ノイズ リダクション: OFF
ホワイト バランス設定: Auto
D-レンジ オプティマイザー: OFF
フォーカス モード: MF(マニュアル フォーカス)


[画像処理の手順概要]
多数撮影した写真の中からある程度以上鮮明に写っているものを選別し、53枚のJPEG画像を処理対象としました。

Photoshop Elements 6で以下の様な処理をしました。
<レベル補正>
RGB チャンネルで中間調スライダーを最もシャドウ側にし、シャドウ スライダーを月の周囲の暗い空間がほぼ真っ黒になるまで移動する。
次に中間調スライダーを程良い位置まで移動。
そしてRGBを各チャンネル毎に中間調スライダーの移動により調整し、印象的な月の色にしました。
<シャープを調整>
レイヤーを幾枚か複製し、各レイヤー毎に適用量と適用半径を変えて処理。
<明るさ・コントラスト>
コントラストを増加。
<ノイズを低減>
強さ: 0
カラーノイズを低減: 100[%]
JPEGの斑点を削除: チェック無し

C-yan さんが提供して下さっているフリーウェアの "藤 -Resizer-" で "4-lobed Lanczos-windowed sinc 補間法" にて全画像ファイル一括拡大。

次に、上記の処理をした53枚の月の画像をPhotoshop Elements 6でレイヤーにして半透明で重ねて、月の大きさと角度が大体一致するように揃えました。

そして、AviStack2で合成処理を行いました。

[後日追記]
->->
AviStack2は古いソフトウェアであり、実行に必要なIDL仮想マシンを開発していたExelis VIS社は2015年5月29日に、軍事ソリューション及び盗聴機器開発も手掛ける企業により買収されております。私が使用しているのは買収前にダウンロードしたものです。
<-<-

合成して出来た画像と、更に前述のPhotoshop Elementsの処理の設定値を変えた複製画像、それと特に鮮明な画像等を組み合わせて、AviStack2にて設定値の異なる数回の合成処理を行いました。
そうして得られた1枚の画像ファイルにPhotoshop Elementsで処理を施し、掲載した画像ファイルが出来上がりました。

因みに、AviStack2での合成処理に於いて、不鮮明な部分を含む画像の組み合わせの合成時は "Reference point alignment" の"Quality cut-off (%)" の値を小さ目にして不鮮明な部分を除去し、全体が鮮明に写っている画像の組み合わせの合成時は値を100[%]にして合成しました。

AviStack2での合成処理が完了するまでに要した時間は最長では30時間を超えました。
Intel Core i7-3770TのCPU使用率は常に13から14[%]程。
CPUの使用していた論理コア数は4/8。
メイン メモリーは8GBでは完全に容量不足。転送帯域幅も完全に不足。

もしも将来、使用するPCを、2015年中に発売されると言われるIntelの次世代CPU、コード名 "Skylake" とDDR3 DRAMの2倍の転送速度を有するDDR4 DRAMを32GB位使用したシステムに変えたならば、今よりもずっと短時間で処理が終わるだろうと思います。



この合成処理に使った無料ソフトウェアの " AviStack2 " につきましては次のURLの公式ウェブサイトをご覧下さい。
"AviStack2" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.avistack.de/



尚、この自作天体望遠鏡に関しては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14



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[2017年3月14日追記]
2017年1月7日に撮影し、画像処理した美しく幻想的な月の写真です。
Moon_(2017_01_07)_1 黄色く輝く月の写真。 最高に美しく幻想的な月の写真。 半月より僅かに大きい。 多数のクレーターと山脈と海が写っている。
https://c2.staticflickr.com/4/3888/33041679670_caf11ed066_o.png

私のブログ記事: 2017年1月7日の美しく幻想的な月の写真。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2017-03-14
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三日月の写真を合成処理 [天体望遠鏡と天体写真]

前回に引き続き、1月6日の18時頃に自作天体望遠鏡とDSC-RX100で撮影した三日月の写真を画像処理してみました。

前回の記事: AviStackなるソフトウェアで月の写真を処理してみた
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-12-26

Moon_13_Processed 自作天体望遠鏡とDSC-RX100で撮影した三日月の写真。クレーターが多数見える。
https://farm8.staticflickr.com/7555/16298883331_964118ecaf_o.png
塩ビ管の自作天体望遠鏡とコンデジのDSC-RX100で撮影して画像処理した三日月の写真です。
撮影時の望遠鏡の倍率は25倍です。

画像処理に使用したアプリケーション ソフトウェアはAviStack2とAdobe Photoshop Elements 6。
合成した枚数は17枚です。


まず、Photoshop Elements 6で各画像毎に以下の処理をしました。
[レベル補正]
RGB チャンネルで中間調スライダーを最もシャドウ側にし、シャドウ スライダーを月の周囲の暗い空間がほぼ真っ黒になるまで移動する。
次に中間調スライダーを程良い位置まで移動する。
[シャープを調整]
適用量: 100[%]
半径: 2[pixels]
[レベル補正]
RGBを各チャンネル毎に中間調スライダーの移動により調整し、想像される本来の月の色に近付ける。
[保存]
PNGで保存する。

次に、上記の処理をした複数枚の月の画像をPhotoshop Elements 6でレイヤーにして半透明で重ねて、月の大きさと角度が大体一致するように揃えました。



そして、AviStack2で以下の設定で合成処理を行いました。

[後日追記]
->->
AviStack2は古いソフトウェアであり、実行に必要なIDL仮想マシンを開発していたExelis VIS社は2015年5月29日に、軍事ソリューション及び盗聴機器開発も手掛ける企業により買収されております。私が使用しているのは買収前にダウンロードしたものです。
<-<-

[Frame selection]
Area radius: 64
Search radius: 16
Alignment type: Surface
[Set reference points]
Minimum distance: 28
Structure threshold: 6
Lower cut-off value: 0.00
Upper cut-off value: 1.00
[Quality analysis]
Noise reduction: 1
Quality area size: 60
Standard quality analysis
Quality cut-off: 100.0%
[Reference point alignment]
Area radius: 28
Search radius: Automatic
Quality cut-off (%): 76.5

上記の設定で6840 x 4560[pixels]の画像17枚を合成させ、処理が完了するまでに要した時間は18時間程でした。
Intel Core i7-3770TのCPU使用率は常に13から14[%]程でした。
CPUの使用していた論理コア数は4/8。
メモリーは8GBでは完全に不足しており、物理メモリー使用率は常に90[%]前後でした。
物理メモリーの容量不足により、HDDにデータをスワップし続けていたものと思います。
合成した画像は色ビット深度16bitでPNGで保存しました。


合成完了後にPhotoShop Elements 6にて以下の処理をしました。
[ノイズを低減]
強さ: 0
カラーノイズを低減: 100[%]
JPEGの斑点を削除: チェック無し
[シャープを調整]
画像ファイルを1つ複製する。
この時点での画像ファイルを、画像ファイル0、1とする。
各々の画像ファイルに設定値の異なる処理を施す。
<画像ファイル0>
適用量: 100[%]
半径: 2[pixels]
<画像ファイル1>
適用量: 100[%]
半径: 4[pixels]
画像ファイル0、1を色ビット深度8bit モードに変換し、それぞれをレイヤー0、レイヤー1とする。
レイヤー0の上に、レイヤー1を以下の設定で重ねる。
合成のモード: 通常
不透明度: 30[%]
レイヤーを統合。
この後、更に色味や明るさの調整を行いました。


ここまで行った結果の画質は、やはり前回と変わらずといったところ。
自作の天体望遠鏡の倍率が25倍という低倍率ですので、どれだけ画像処理したところで限界がある訳ですね。
ですが、クレーターの位置と形の歪みはしっかりと補正されているようです。
今後、接眼鏡をより単焦点の物を購入して、100倍位の倍率で撮影した画像を繋ぎ合わせる等すれば、もっと綺麗な写真が得られるはずです。

Astronomical Telescope_47_Edited 自作天体望遠鏡の写真。鏡筒先端を月に向けている。



尚、この自作天体望遠鏡に関しては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14

AviStackなるソフトウェアで月の写真を処理してみた [天体望遠鏡と天体写真]

昨日25日の午前0時過ぎ頃に、寒風吹き荒ぶ中、2階のベランダへいつもの自作天体望遠鏡を出してお月様を撮影致しました。

Moon_12_Processed 自作天体望遠鏡とDSC-RX100で撮影した月の写真。下半分が明るい半月である。多数のクレーターが写っている。
https://farm9.staticflickr.com/8620/16114821157_1f7da5e1f7_o.png
自作天体望遠鏡とDSC-RX100で撮影した月の写真を画像処理したものです。
よろしければ写真の下のURLにあるオリジナル サイズの画像も御覧下さい。


下弦の月で、月相は半分よりやや大きいくらい。風がやや強く、雲が速く流れておりました。
月の出が24日の22時54分で、まだかなり東の方にあったので、これまでの南側のベランダではなく廊下の先の東側のベランダを利用しました。
ところがこちら側は出入り口付近が狭くて大きな自作天体望遠鏡を設置するのは一苦労でした。

目で直接望遠鏡を覗いて見える月はとても美しく、多数のクレーターが粒立ち、見応えがありました。
観望した後、早速コンデジのDSC-RX100をブラケットで固定して、焦点を合わせ、多数の写真を撮影しました。

望遠鏡を撤収した後、PCにて撮影した写真を観てみると、なかなか良く撮れていました。
やはり月相が半分程の月は陰影がはっきりしており、クレーターが際立って見えます。
ところが、幾枚もの写真を見比べると、クレーターの位置や形がそれぞれ異なって見えました。
おそらく、風による大気の揺らぎと、ベランダのドアを開けていた事による暖かい空気の流れで像がゆらゆらと揺れてしまったのだと思います。

そこで、天体写真用の合成ソフトを使って、より綺麗な画像を作成しようと考えました。
まず、以前から知っていたRegiStax6という有名な無料ソフトウェアを使おうとしたのですが、画像が大きい為にメモリー関係のエラーが出てこれは使用できませんでした。
このソフトウェアはどうやら2GBまでしかメモリーを利用できないようでした。
そこで、もう一つの有名なAviStack2という無料ソフトウェアがある事を知り、これを用いました。

[後日追記]
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AviStack2は古いソフトウェアであり、実行に必要なIDL仮想マシンを開発していたExelis VIS社は2015年5月29日に、軍事ソリューション及び盗聴機器開発も手掛ける企業により買収されております。私が使用しているのは買収前にダウンロードしたものです。
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"AviStack2" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.avistack.de/

AviStack2はとても優秀なソフトウェアで、AVI形式の動画ファイルやPNG, JPG, BMP, TIFF, JP2の画像ファイルが標準で読み込めます。
また、私が用いたように5472 x 3648[pixels]等の大きな画像ファイルも扱えます。

ただ、残念な点もあります。私のPCのCPUはIntel Core i7-3770Tで、4コア、8スレッドでターボ ブースト クロック3.7[GHz]、TDP 45[W]なのですが、論理コア8個の内4個までしか利用できず、また効率が低くて、CPU使用率をタスクマネージャーで見ると14[%]程しか使用していませんでした。
その為、5472 x 3648[pixels]の画像ファイルを8枚コンポジットした際、処理完了までに数時間掛かりました。
もしもマルチスレッド処理効率が良ければ1時間以内にできたと思います。
また、使用する画像ファイルが数枚だけの場合では"CONVOL: incompatible dimensions for array and kernel."というエラー メッセージが出て異常終了してしまいました。
どうやら5枚以上の画像が必要なようです。

そして、結果ですが、何度かパラメーターを変えながら試してみたところ、僅か8枚の画像からかなりきれいな写真が出力できました。

例として未加工の画像を以下に掲載致します。
Moon_12
https://farm8.staticflickr.com/7556/16114851437_9ff97bb33f_o.jpg
縮小状態では良くは判りませんが、写真の下のURLにあるオリジナル サイズの画像で表示すると処理後のものとの違いがはっきりと判るかと思います。


尚、この自作天体望遠鏡に関しては次の記事を御覧下さい。

記事: 自作天体望遠鏡が遂に完成しました
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-08-14



(おまけ)
主鏡筒の対物レンズ側から鏡筒内を撮影致しましたので、その写真を掲載致します。
Astronomical Telescope_45_Levels Adjusted 自作天体望遠鏡の対物レンズ側から主鏡筒内部を撮影した写真。

Astronomical Telescope_46_Edited 自作天体望遠鏡の対物レンズ側から主鏡筒内部を撮影した写真。


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